円安なのに活況の旅行業、今後も好調は続く?
2012年末から急速に円安が進んだことを受け、私は「旅行業界は、円安で海外旅行客が減って、業績が悪化したのではないか」という仮説を持っていました。ところが実際は、主要旅行会社の旅行取扱額は昨年春以降、増え続けていたのです。
旅行業が好調である背景には、いくつかの理由があります。今回は、旅行業界全体の動向に加え、海外旅行大手のエイチ・アイ・エス(以下、HIS)と業界2位のKNT-CTホールディングス(以下KNT、通称は近畿日本ツーリスト)の財務内容を分析します。そのうえで、旅行業の先行きを見極めるポイントについて解説していきます。
旅行業が好調である背景には、いくつかの理由があります。今回は、旅行業界全体の動向に加え、海外旅行大手のエイチ・アイ・エス(以下、HIS)と業界2位のKNT-CTホールディングス(以下KNT、通称は近畿日本ツーリスト)の財務内容を分析します。そのうえで、旅行業の先行きを見極めるポイントについて解説していきます。