成田空港で、ＬＣＣ＝格安航空会社専用の新しいターミナル「第３ターミナル」のオープンを２週間後に控え、
内部のお披露目が行われました。
成田空港の「第３ターミナル」は、第２ターミナルからおよそ５００メートル北にあり、
国際線と国内線の出発・到着ロビーなどが設けられています。
出発や到着の乗客が行き交うフロアには、陸上競技のトラックをイメージし、
赤と青に色分けされたレーンが設けられ、到着客は赤、出発客は青のレーンを進むようになっています。

搭乗ゲートやトイレの場所などを示す案内表示は、大きいもので、縦およそ２メートルと従来の数倍の大きさで、
利用者に分かりやすいよう工夫したということです。

ＬＣＣは早朝に出発する便が多いため、「フードコート」と呼ばれる飲食店が集まる広場を午前４時から営業するなど、
ＬＣＣを利用しやすい環境を整えたとしています。
鉄道の最寄り駅から徒歩またはバスで１５分ほどかかるため、航空各社は、これまでよりも早めに空港に来るよう呼びかけています。
成田空港会社ＬＣＣ専用ターミナルビル供用準備室の川瀬仁夫室長は、「利用者が、使いやすいターミナルを目指した。
ＬＣＣ各社が新しいターミナルを活用し、路線も拡大してほしい」と話しています。